はじめまして。
KiccA.オーナー いけだ桃子です。
本来であればネイルサロンKiccA.と書くところなんですが
ここではあえて限定せずにいけだ桃子のこれまで、とこれからをお伝えしたいなと思います。
壁を作りやすい私だからこそ見えてきた、人に宿る光。
改めまして、まずは私のパーソナルデータを。
1977/2/9 水瓶座、KiccA.というサロンを営んでおります。
ネイリスト歴は10年目、セラピストとしては今年から活動を始めました。
独身の頃は雑貨屋、古着屋、花屋などで働いたこともありますし
結婚後にはものづくりを始めて独立するなど、クリエイター気質の持ち主です。
その感性を活かして自作サイトで通販を始めたり
各地イベントにも出店しているうちに、地元の雑誌に取り上げられるようになりました。
もちろん地元でもイベントを開催し、いい感じで活動してたんですけど。
どうしてもあの「わいわい」なノリについていけなくて、
イベントをやめて単独活動に戻りました。
もともと人が苦手なんです、私。
一人っ子ということもあって自分の世界に浸るのはすごく好き。
でも、不思議なことになんだかんだ言っても接客業を選んでるんですよね。
なんだろう、喜んでもらえることが好きなのかもしれません。
ネイルサロンに勤めていた時もそうでした。
実は、病気をきっかけにものづくりをやめた私はしばらくの間引きこもっていました。
人と会うことも減り、多くの時間を自分に費やしている中で、
以前から趣味だったネイルにはまっていきます。
好きなことに向かう集中力は自分でも驚くほどで、
ネイルスクールに通い始めるとエネルギーに満ち溢れていました。
そのスクールからネイリストとしてのお誘いを頂いて
10年ぶりの社会復帰をネイルサロンで果たしました。
その後、主人の単身赴任を期にサロン勤務を辞めて自宅でサロンを開業。
ありがたいことにお仕事も順調に進み
2年ほど経った頃には店舗としてサロンを構え
現在のスタイルに落ち着きました。
そして今、KiccA.は変革の時を迎えています。
ここに至るまでには様々な出来事がありました。
独立してから2年くらいは
ファッジやリンネルなどのファッション誌や専門誌にネイルデザインを提供していましたが
ある時ふと「私はこういう風に働きたかったんだろうか?」と違和感が顔を出しました。
「お客様と“一緒に”喜べる仕事がしたかったんじゃないのかな?」
自分と向き合い考えた上で「今の働き方はちがう」という答えが出たので
開業当時からのサロン名を変えてKiccA.として生まれ変わることに。
いつしかネイルは私にとって
「人とコミュニケーションがとれる手段」になってくれていました。
あんなに人と交わることを避けていたのに
ネイリストとしてお客様と関わるうちに
人の可能性や素晴らしさに触れる生き方に変わっていました。
同時に「己の小ささ」も受け入れることになりましたが。
「本当は皆と分かち合いたかったのね」
自分の中からはそんな言葉が湧いて出ました。
これまで少し遠ざけてきた“人間関係”という領域にメスが入った瞬間です。
こうして「人」と「自分」への興味が高まった私は、
またあの集中力を活かしてコーチングやカウンセリングを学びました。
現在では、ネイルはもちろんカードを使ったセラピーやコーチング、
これまでの経験を活かした起業サポートなど、私が提供できることは色々あります。
でも、正直、内容はなんでもいいから「とりあえずおいで」って言いたい。
私にとってのネイルと同じように
きっとみんなにも人とコミュニケーションを育めるツールや自己表現できる世界があるはず。
だからKiccA.という空間が
そういうものに出会うきっかけや「場」になれればいいなと思っています。
そして私はそんな「場」を運ぶ役割をしていきたい。
人と人とが繋がって、化学反応が起きる様子を見届けたい。
人との間にたくさんの壁を作ってきた私だからこそ見えてきた、人に宿る光。
ひとつでも多く光らせたい。
KiccA.はきっかけのキッカだから。
今、ここに、キッカケを。
いけだ桃子
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