先日相談された事でこんなことがありました。
ざっくり書くと。
ある場面で「いい機会だから販促してみたら?」と声をかけたら
「なんか売りつけてるみたいで気がひけるからいいよ」とのお返事。
この場合の「いい機会」は
その人の商品に触れる機会がある人に
「こんな注文にもお答えできますよ」というご提案が必要な「機会」のこと。
その人はとてもよく気がきく人で
いろいろな場面で人のためにご飯をよそってあげたり
からになりそうなコップに飲み物を注いであげたり。
とてもやさしい人。
ただ、お仕事のことになると消極的だったりします。
いつも「いやいや。ここで仕事の話は無しでしょ」な場面で
ゴリゴリしちゃう人には関係のないおはなしなんだけど
いつも「優しさいっぱい」で人に接するのに
なぜか仕事になると「控えめ」な人を見ると
もったいないなーと思うことがあります。
お客様に「こんなこともできますよ」とご提案したりする事って
ある側面から見たら「売りつける」かもしれないけれど
違う側面から見たら「優しさ」だったりすると思っています。
私が、好きでよく行くお店の人で
「桃子さんに、これを使ってもらいたいと思って」と
すごいキラーワードを心地よく浴びせてくれる人がいます。
その言葉には「嘘」はなくて
本当に「あなたに似合うと思うから、必要だったらぜひ使ってみてね」
という、優しさなんじゃなかろうか。と思っています。
お醤油が欲しそうな人に「あ。あ醤油取ってあげるね」と一緒。
いらない場合は
ただ「あ。私はソースが欲しいの。ありがとう!」を伝えれば
何の問題もない上に
ありがたいなーという気持ちが残るだけで。
その優しさを、お仕事でも素直に出せば良いだけかなーと思っています。
自分の商品って、基本的にみんな「大好き」なんだと思う。
「きっとこれを使ったらこんな事に役立てるな」
「もっといろいろな人に知ってもらいたいな」
そういう思いを、出しちゃうのって
私個人的には大好きです。
私が大好きなお店の人は
その商品について話し始めたら、きっと何時間も話せるんだろうな。
と、思う人が多くて
そんなにその人が惚れ込んだものなら
きっと素敵なものなんだろうなーと、単純に思ってしまう。
今の自分に必要か必要じゃないかは置いておいて。
それでも「これが必要になったらこの人から購入しよう」と思うのは
きっと私だけじゃない気がする。
「お客様の方から求められるのが理想」みたいな
「道筋」を限定しちゃうのってなぜだろうなーと思う時が
時々あったりするのです。
よく、恋愛やパートナーシップの相談を受けることもあるけど
これも同じだなーと思う時があって。
「なんか、こっちから行くのは嫌」みたいな事とか
「察して欲しいのに」とか。
なんか、自分に似合う服とか化粧品とか。
仕事とか家具とか。
みんな普通に自分から「こんなものがいいな」とか
「私はこういうものを求めてます」って伝えたり
行動したりするのって、普通に当たり前なのに
なぜ「恋愛」や「パートナーシップ」って「向こうから」に
限定しちゃうのかな。と思うことも度々。
伝えていかなきゃ、心地よい関係は生まれないし
「向こうから」な道筋に限定しちゃうのってもったいないなーと
思う今日この頃。
道筋っていっぱいあると思うから。
あんまり限定しない方が楽しいのではないのかなーと思うのでした。
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